お知らせ
テイクアウト導入・テイクアウト利用で注意すべきこと
掲載日:2020.05.15
カテゴリ:お知らせ
テイクアウト導入・テイクアウト利用で注意すべきこと
新型コロナウイルスによる「緊急事態宣言発令」。
私たちの「食」を支えてくださっている飲食業界の方は
雇用や生活を守るために、テイクアウトやデリバリーを導入され頑張られています。
応援したい!そんな消費者の方々の思いも伝わってきます。
これから気温と湿度があがり、食中毒の危険も高まります。
特に梅雨から夏にかけては食中毒が起こりやすい季節でもあります。
食中毒などの事故が起きてしまったら、営業を続けられなくなってしまう事態にもなりかねません。
利用する消費者の皆さまにも残念な状況になります。
それを避けるためにも両者が注意してほしいことをまとめました。
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テイクアウトNGな食材・商品があります!
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<飲食店の方へ>
飲食店営業許可証だけでは、テイクアウトNGなものや、販売するのに別途許可が必要なものがあります。
例えば・・・仕入れた乳製品や食肉製品、魚介類加工品を店内調理しないでそのまま販売はNGです。(仕入れたチーズや生ハム、スモークサーモンなどをパッケージのまま販売することはNG)→食料品販売業免許が必要です。
調理工程や設備、地域によって判断が異なる場合がありますので事前に保健所に相談してから販売するようにしましょう。
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食中毒などのリスクを未然に防ぐ対策を!
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店頭でお客様に提供した状態では安全だったものでも、お客さまの手に渡ったあとに、食中毒が発生してしまうことも充分に考えられます。
飲食店向けのPL保険(生産物責任保険)がありますので、未加入の方はぜひ検討してみてください。
また、安心安全な食を提供するためにも、アレルギー食品に関しても配慮が必要です。
<飲食店の方へ>
(1) 消費期限や保管方法を明確にする(容器に明記、シールを貼るなど)
(2) ウエットティッシュをつける
(3) 保冷剤をつける(持ち運びに時間がかかる場合はお断りする!)
(4) 容器を工夫する(飲み物の場合も飲み口にテープを貼るなど外から菌が入らない工夫を!)
(5) 季節・天気に応じてテイクアウトのメニュー内容を変える
(6) アレルギー物質とされる特定原材料7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)、特定原材料に準ずるものの記載など
<消費者の方へ>
家に帰ったら、手洗い、うがい、アルコール消毒を!
(1) 家で再加熱する
(2) すぐに食べる、もしくは、冷蔵庫・冷凍庫で保管し消費期限内に食べる
(3) 持ち運びに時間がかからないお店を選択する
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