Webマガジン

事業報告書_平成31年(令和元年)度

掲載日:2020.03.31
【実施期間】 2019年4月1日~2020年2月29日
西川エリアまち育て協議体
平成31年度 岡山市市民協働推進モデル事業
実施事業報告

事業報告書_平成30年度

掲載日:2019.03.29
【実施期間】 2018年5月1日~2019年2月28日
西川エリアまち育て協議体
平成30年度 岡山市市民協働推進モデル事業&ニーズ調査事業
実施事業報告

よびとめの巻

掲載日:2019.01.16
Why Do Japanese Restaurants & Bars...?
イラスト_しもむら
In your country it might be rude to yell out to get the attention of a waiter or waitress. Not so in Japan. Call out a "sumimasen" to alert restaurant staff you are ready to order. Don't be shy about it! 
あなたの国では、ウェイターやウェイトレスの注意を引くために叫ぶことは失礼にあたるかもしれません。日本では違います。あなたが注文する準備ができているときはレストランのスタッフに "すみませーん"と呼びかけてください。恥ずかしがらないで(^^)/


刺身、てんぷら、焼鳥と日本らしい一品がリーズナブルに楽しめる居酒屋は、実は外国人にとっては異国情緒あふれるおもしろい世界であるらしい。この居酒屋体験を楽しみにしている観光客も多いようだが、意外なことに戸惑いがあると知った。日本人からすれば「え、そんなこと?」と感じるかもしれない。

それは居酒屋ではごく普通の光景である、
店員を呼び止める際の「すみませーん」。

そう、大声で追加を頼むということが彼らは苦手なのだ。
日本人ならよっぽどの恥ずかしがり屋でない限りなんでもないことだが、特に欧米人には少々抵抗感があるらしく、日本に長く暮らすアメリカ人の友人も未だそれができないという。ビールのお代わりほしいとか追加で料理を楽しみたいと思っても、声かけのタイミングがつかめないでいる。

カナダ人の夫の解説では「サービスの良さがチップを左右する欧米では、ウェイトレスの方から積極的にテーブルに来る」ため、お客が大声で呼び止めるというシチュエーションはあまり想像できないのだそうな。

「さぁ、料理はどう? 楽しんでる? 飲み物の追加はない?」。
そういえばカナダのレストランではどこでもそんな感じだったなと思い返す。こんな調子で愛想よく食事の間に来るものだから「すみませーん」を連発することはないのだ。

そこで、西川の居酒屋さんにお願いがある。
外国人客が来たなと思ったら、タイミングを見計らって「追加のオーダーある?」と聞いてあげてほしい(もちろんしつこくない程度に)。
もしかしたら片隅の席で、空のジョッキを前にまごまごしている外国人客がいるかもしれないから。
(©しもむらよしこ)


フリーペーパーかわら版『ぷらっと西川』も発行中。西川エリア内の飲食店や池田促成青果店頭で手に入ります。是非、ご覧ください。

つきだしの巻

掲載日:2018.08.01
Why Do Japanese Restaurants & Bars...?
イラスト_しもむら
Don't be surprised. All customers get an appetizer after seating (similar to a seating charge). It's called "tsukidashi" or "otoshi". And usually costs 200 to 500 yen. Please try it. If you don't like it, you don't have to eat it.
驚かないでください。お客様が着席すると前菜が出されます(座席料金に似ています)。それは「つきだし」または「お通し」と呼ばれています。通常200~500円かかります。試してみてください。あなたがそれを気に入らなければ、食べる必要はありません。


うちの夫はカナダ人。日本に暮らすようになって10年を超えるが、お店に行くといまだに「なんで?」と思うことがあるらしい。日本では当たり前すぎる「つきだし・お通し」も、外国人の彼には納得できないもののひとつ。これがサービスなら「ありがとう」となるところ、お会計ではじめて頼んでもいないものがプラスされていることを知るというびっくり、、、そしてがっかり感。チップの習慣に慣れた欧米人にとっては「サービスは受けた側が感謝の気持ちで払うもの」であって、店側が勝手にサービスして請求するというのは、なんとなくしっくりこないようなのだ。さらには、安全性のために現金を必要以上に持ち歩かない感覚が身についた彼ら。たとえ数百円といえど「足りない」になりかねない、と。

日本人にとっては馴染み深い一品も、欧米人には苦手なものも多い。食習慣のない海藻(ひじき煮とか)やビネガー感が異なる米酢の風味とか。抵抗感を覚えつつ「食べないと悪いかなぁって」。

ええっ、そんなプレッシャーが?!

これ、ほんのちょっと工夫することで外国人客が魅力に感じるサービスにつながりはしませんかね?
「This is a service charge」と示すだけでもトラブルを避けることはできるし、苦手を見越して何種類かからお通しが選べれば日本人だってうれしい。
SNSでお客がお客を呼ぶ時代。「安心して食事できる店」と世界に発信してもらうきっかけにつながるかも、ですよ。
(©しもむらよしこ)


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